クラスのメンバ関数には、特殊なモノが存在します。
コンストラクタとファイナライザです。
ここではコンストラクタについて説明します。
(ファイナライザについてはコチラ。)
コンストラクタは、クラスのインスタンスが作られた時に、
自動的に呼ばれる特殊なメンバ関数です。
主にクラスのメンバ変数の初期化に利用されます。
コンストラクタの名前は、クラス名と同じになります。
クラス名がhitoならば、コンストラクタ名もhitoになります。
引数は複数指定できますが、戻り値は設定できません。(void記述も不要。)
また、コンストラクタは、
多重定義(オーバーロード)が可能です。
コンストラクタの多重定義(オーバーロード)についてはコチラ。
コンストラクタ利用例
class Ctest {
public int data;
Ctest() { // コンストラクタ
data = 0;
}
}
public class Cmain {
public static void main(String[] args) {
Ctest obj = new Ctest(); // ここでコンストラクタが呼ばれる
System.out.printf("Ctest.data = %d\n", obj.data);
}
}
この例では、クラスCtestにコンストラクタを記述し、
動作確認した例です。
Ctest obj = new Ctest();のように、
クラスCtestのインスタンスを作った時に
コンストラクタが呼ばれ、
メンバ変数の初期化が行われています。