DataTableはエクセル表のイメージが分かりやすいでしょう。
その表のデータをメモリ上で扱う事ができます。
DataTableの作成と行追加、表示
'データテーブル作成
Dim dt As New DataTable
'列項目を作成
dt.Columns.Add("No")
dt.Columns.Add("商品名")
dt.Columns.Add("製造元")
dt.Columns.Add("価格")
'行データの作成と登録
'1行目
Dim row As DataRow
row = dt.NewRow
row("No") = 1
row("商品名") = "商品A"
row("製造元") = "製造元A"
row("価格") = 1000
dt.Rows.Add(row)
'2行目
row = dt.NewRow
row("No") = 2
row("商品名") = "商品B"
row("製造元") = "製造元B"
row("価格") = 3000
dt.Rows.Add(row)
'3行目
row = dt.NewRow
row("No") = 3
row("商品名") = "商品C"
row("製造元") = "製造元C"
row("価格") = 10000
dt.Rows.Add(row)
'データの確定
dt.AcceptChanges()
'データテーブルの内容を表示
Console.WriteLine("No" & " " & "商品名" & " " & "製造元" & " " & "価格")
For Each d As DataRow In dt.Rows
Console.WriteLine(" " & d("No") &
" " & d("商品名") &
" " & d("製造元") &
" " & d("価格"))
Next
No 商品名 製造元 価格
1 商品A 製造元A 1000
2 商品B 製造元B 3000
3 商品C 製造元C 10000
DataTableには列と行があり、基本的にはまず列の項目を設定してから、
1行ずつ行を追加していく手順になります。
新しいDataTableを作成し、
Columns.Addで列の追加と設定をしておきます。
列の設定が完了したら、行の追加です。
NewRowで新しい行データを作り、
列の項目ごとにデータを設定していき、
DataTableに行データの登録を行います。
データの追加が終わったら、
AcceptChangesを呼び出して編集したデータを確定させます。
最後に、実際に作成したデータを出力しています。
DataTableの削除(初期化)
DataTableの内容を全て削除(初期化)したい場合には、Clearメソッドを使います。
dt.Clear()
作成した全ての列データ、行データが削除されます。
以上、DataTableの簡単な使いかたでした。