Javaには、クラスと言う機能があります。
プログラム開始地点のmain関数もクラスの中に含まれています。
Javaプログラムはクラスの集まりです。
プログラムは、全てクラスの中に書く事になります。(例外はあります。)
クラスの外に変数や関数を置く事はできません。
クラスの中には、複数の変数と複数の関数を含める事ができます。
それゆえに、クラスは、
クラス1つで単独の機能・仕事を行うのに適しています。
通常のデータ型変数と違い、クラスは、変数や関数を含む複合体なので、
クラスをオブジェクトと表現する事もあります。
クラスの記述方法
クラスの定義には、キーワードclassを使います。
そして、変数や関数を書いていきます。
クラス内に宣言される変数や関数をクラスメンバと呼び、
それぞれ、メンバ変数、メンバ関数と呼びます。
フィールド、メソッドと呼ぶ場合もあります。
class hito {
int age;
int sinchou;
int taiju;
void show_age() {
System.out.printf("年齢は%dです\n", age);
}
void show_sinchou() {
System.out.printf("身長は%dです\n", sinchou);
}
void show_taiju() {
System.out.printf("体重は%dです\n", taiju);
}
}
クラスの使い方
クラスの内容を書いただけではプログラムから使えません。
使えるようにするには、
そのクラスの実体を確保する必要があります。
実体を作るには、newキーワードを使い、
次のように記述します。
hito satou; // クラスhito型の変数satouを宣言。
satou = new hito(); // クラスhitoの実体を確保し、
// その参照をsatouに代入する。
また、短縮型として次のような記述も可能であり、こちらの方がスマートです。
hito satou = new hito();
これにより、hito型クラスの実体が確保され、
satouと言う変数で扱えるようになります。
確保されたクラスの実体の事をインスタンスと呼びます。
クラスの使い方は以下のような感じになります。
hito satou = new hito(); // hito型オブジェクトの作成
satou.age = 20; // メンバ変数に代入
satou.sinchou = 170; // メンバ変数に代入
satou.taiju = 60; // メンバ変数に代入
satou.show_age(); // メンバ関数呼び出し
satou.show_sinchou(); // メンバ関数呼び出し
satou.show_taiju(); // メンバ関数呼び出し