今回は、変数を使って数値を表示するプログラムを作ってみましょう。
#include <stdio.h>
void main(void) {
int a;
a = 1;
printf("a = %dですn", a);
}
プログラムの実行結果は以下のようになります。
まず、変数とは、数値を入れる箱と想像して下さい。
変数は、「xxxと言う型で、xxxと言う名前で使いますよ」と言う宣言をしないと
使えないルールになっています。
そのため、int型(一般にイント型と読みます。)でaと言う名前の変数を
宣言しています。
int a;
int型は、数値を扱える代表的な型です。
そして、次のような記述です。
a = 1;
算数や数学的に言えば、
「aと1は等しい」と言う意味不明な文となりますが、
そういった意味ではありません。
プログラムの世界では、変数aに数値1を入れる(代入)という意味で使います。
これで変数aには、数値1が入っている事になります。
算数、数学が苦手な人でも簡単に覚えられます(笑)
最後に、次の構文で変数aに入っている値を表示しています。
printf("a = %dですn", a);
“”(ダブルクォーテーション)の中では、
基本的に書いた文字をそのまま画面に表示してしまいます。
そのため、aと書いても変数aの中身を表示してくれません。
そこで、表示の仕方ですが、%dという特殊な文字を使います(指定子と言います。)
この%dを使う事で変数の数値を表示する事ができます。
使い方は、下記のようになります。
もう一度構文を見てみましょう。
printf("a = %dですn", a);
%dと書いたら、その後に変数名を書きます。
これで%dのところに変数の中身が表示されるようになります。
これで変数を使って数値を表示する事ができるようになりました。
コラム
下記のようなプログラムの場合、結果はどうなるでしょうか?
int a;
printf("a = %dですn", a);
結果は、でたらめな数値が表示されます。
変数は宣言後、どんな数値が入っているか分からない事になっているからです。
なので、間違いを少なくするために初期化をしておく事が通例になっています。
初期化は、数値型の変数だったら0にしておく事が多いです。
初期化例
int a;
int b;
int c;
a = 0; /* 初期化 */
b = 0; /* 初期化 */
c = 0; /* 初期化 */
変数は宣言したらすぐ初期化するクセをつけておきましょう。